なまぐさ坊主の聖地巡礼
プロフィール
Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴りながら、仏教や歴史について語ります。
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2月24日(水)
ヒンドゥー教の祈りの世界を十分に堪能したので、ガートからあがりバスを降りたところまで戻るのだが、これがなかなか大変。来る時はまだ暗かったけど、すっかり日も昇ってしまったので、物乞いと土産物売りにつきまとわれることになる。
本当は撮るべきじゃないということは分かっているけど、インドの実情を知ってもらうために敢えて撮らせたいただいた。ごめんなさい。
物乞いしているこのおじさんの身体変だよね。右手の上に左足が乗ってる。インドでは通常では考えられないような障害を持つ人にたくさん出会うんだけど、大きくなって物乞いをして生活できるように、赤ん坊のうちに親が自ら手を加えて障害者にしてしまうんだそうだ。障害が大きければ大きいほど、同情をひいてたくさんお金を恵んでもらえるからね。インドにはそうまでしなければ生きてゆけない人がいるという現実がある。親は誰でも五体満足で生まれて来ますようにと祈るものだ。どんな思いで我が子の身体を痛めつけたのだろうか。ベナレスには生々しい「死」とともに、生々しい「生」がある。
本当は撮るべきじゃないということは分かっているけど、インドの実情を知ってもらうために敢えて撮らせたいただいた。ごめんなさい。
物乞いしているこのおじさんの身体変だよね。右手の上に左足が乗ってる。インドでは通常では考えられないような障害を持つ人にたくさん出会うんだけど、大きくなって物乞いをして生活できるように、赤ん坊のうちに親が自ら手を加えて障害者にしてしまうんだそうだ。障害が大きければ大きいほど、同情をひいてたくさんお金を恵んでもらえるからね。インドにはそうまでしなければ生きてゆけない人がいるという現実がある。親は誰でも五体満足で生まれて来ますようにと祈るものだ。どんな思いで我が子の身体を痛めつけたのだろうか。ベナレスには生々しい「死」とともに、生々しい「生」がある。
それにしても、すごい人の波。新宿並みだ(新宿には行ったことないけど)。
いつも通り、奥村君がリキシャを呼んでくれた。リキシャは勿論日本が生んだ交通手段である人力車のインド版。明治40年代に日本から年間1万台も輸出されて、インド各地に広まったそうだ。金沢では観光用の人力車が兼六園の周りなんかを走ってるけど、インドではまだまだ庶民の足として頑張ってる。バイクで引っ張るオートリクシャもあけど、インドにはやっぱり自転車のリキシャがよく似合う。
なかなか快適。この運転手さんはまだ若いからいいけど、これが年寄りで痩せた人だと気の毒で乗っていられない。なにしろ夫婦あわせて100キロを軽くオーバーしてるからね。

前を行くお二人、T君とO君。この二人を乗せた運転手はもうヘロヘロで、途中でギブアップ。O君を降ろしちゃった。
Kさん、数珠売りにしつこくつきまとわれてる。
S君につきまとってるのは、何だ?
この婆ちゃんは静かに缶を差し出して来る。バクシーシ。
サドゥー(修行者)までも、ついでにバクシーシ。
O君が降ろされて一人になったT君に子連れの物乞いが迫る。この人は虫に好かれる人で、インドのボパールのホテルでは壁蝨【だに】に刺され、シルクロードのカシュガルでは虻【あぶ】に刺された経験がある。今回は虫じゃなくて、子連れ女に好かれちゃった。優しい性格なんで、お金あげたんかな~。
一生懸命にその様子を撮っていたら、今度は僕にとばっちりが来た。写真を撮ったから金よこせだってさ。身なりを見たらそんなに貧しそうには見えないし、パートで物乞いやってんのかな。写真撮って悪いな~とは思ってるんだけど、あまりにも凄い剣幕で怒るから、だんだんこっちも腹が立ってきた。少しあげようかと思ったけど、止めました。
すったもんだのあげく、バスを降りた所に到着。この間、7~8分。いや~、疲れました。バスに乗って、ホテルに到着したのが7時38分。
7時50分、やっと朝飯。南インド風豆スープのサンバールに、オムレツ。トーストにハム、ベーコン。腹が減っているはずなのに、今イチ食欲がない。日本を出た時から胃の調子が悪い。下痢が怖いので、小食で済ましておく。
飯を食い終わったら、いよいよブッダガヤめざし、270キロをひた走るぞ。と言っても、走るのはバスだけどね。(つづく)
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飯を食い終わったら、いよいよブッダガヤめざし、270キロをひた走るぞ。と言っても、走るのはバスだけどね。(つづく)
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