なまぐさ坊主の聖地巡礼

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ホンジュン

Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
 毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴ってまいりましたが、定年退職した途端に喉頭蓋炎で入院。しばらくはその闘病記を綴っていきます。

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ブッダのことば その4




ブッダを知りませんか?



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生の快楽

 洞窟(=身体)に執われ、多くの欲望によって覆われて暮らしている者は、愚かさの中に沈んでいる。まさにそういうたぐいの者は、欲望に覆われた身体、言葉、意【こころ】のはたらきから離れ、解放されることはない。なぜならば、世の中にあって、もろもろの欲望は決して捨てやすいものではないからである。

 欲望が足枷【あしかせ】となり、生の快楽に縛られた彼らは、未来や過去の欲望を期待しながら、まさに、これら現在のもろもろの欲望、過去、未来のもろもろの欲望を熱望するために、解放されることはない。まして他人が解放してくれるはずもない。

 彼らは、もろもろの欲望を貪り求め、追求し、溺れて、物惜しみをし、不正に執われ、死ぬ間際に苦しみに襲われて、悲嘆する。ー「ここで死んでから、われらはそなるのだろうか」うと。

 だから人は、まさにここにおいて人は学ぶべきである。およそ世の中で、「不正である」と知れば、そのために不正をしてはならない。なぜならば賢者たちは「その人の命は短い」と説くからである。

 世の中において、生ける者がもろもろの生存に対する渇望に執われて震えているのを、わたしは見る。下劣な人たちは、さまざまな生存に対する渇望を離れないで、死に直面して泣き悲しむ。

 彼らはあたかも水量が少なく流れの尽きかけた川にいる魚のようである。渇望や誤った見解による自我の執われによって我がものと思い、物事に執われて震えている者たちを見るがよい。これを見て、もろもろの生存に対して、執われなく行動しながら、我執なくふるまうがよい。
『スッタニパータ』772~777



 習近平主席が中国共産党の最高幹部だった周永康元党政治局常務委員の党籍を剥奪し、逮捕する方針を決めたという。共産党のトップ7人組の座にあった永康さんが栄光の地位から転落することになった。

 賄賂など汚職で資産を蓄え、差し押さえられた額がなんと2兆円。中国は昔も今も汚職天国。清の乾隆帝の権臣であった和珅は乾隆帝の死により失脚、自殺を命ぜられたが、没収された資産が10億両。当時の国家歳入の10倍だったという。現在の中国の歳入は160兆円ほどだから、周永康は和珅に比べればたいしたことはないが、それでも2兆円とは驚きだ。

 周永康の奥さんは2000年に自動車の衝突事故で亡くなっているが、なんと衝突していた車を運転していたのは警察官二人。二人は十数年の実刑判決を受けたが、3、4年で出所したそうだ。周永康が部下に命じて奥さんを殺害したことは明らかだ。再婚した相手が28歳年下の超美人の元テレビレポーター。囲っていた愛人が29人というから呆れたもんだ。71歳だよ。

 色と欲と権力を手にした周永康であったが、権力争いのはてに習近平に葬り去られてしまった。

 ブッダはわたしたちに決して難しいことを求めているわけではない。無知を克服し、正しく考え、欲望から解放されなさい。それこそが、不幸から脱する道にほかならない。

 ただ、無知を克服することも、正しく考えることも、欲望から脱することも、それを実践することは容易ではない。容易ではないからこそ、ブッダは口を酸っぱくして、繰り返し説いている。『スッタニパータ』を読むと、「生の快楽に縛られるな」「欲望を離れなさい」。その繰り返しだ。

 周永康のことを笑うのは簡単だ。では、あなたは果たして欲望に縛られていないのか?


無題 

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テーマ:仏教・佛教 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/12/11 17:38 】

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