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なまぐさ坊主の聖地巡礼

プロフィール

ホンジュン

Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
 毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴ってまいりましたが、これからしばらくは世界史のミラクルワールドをお届けします。

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ブッダのことば その5




ブッダを知りませんか?

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聞く耳をもつ

 各々に固執する謬見があり、さまざまに議論して、彼らはその練達の者だと自称する。「このように知る者は真理を知っている。これを非難しているものは不完全である」と。

 また、このように議論して、彼らは言い争う。そして、「他の論者は愚かで、真理に達した人ではない」と言う。これらの人々はみな自分こそ真理に達した人であると思って語っているが、これらのうちで、どの説が真実なのであろうか?

 もしも他人の教えを認めない者が愚かであって、動物のような者で、智慧の劣った者であるならば、彼らはすべて愚者であり、智慧の劣った者であるということになる。というのも、これらすべての者たちは一人残らず自分の謬見に固執しているからだ。

 またもしも自分の見解によって清らかとなり、完全清浄な智慧ある者、真理に達した人となるのであれば、彼らの見解は等しく完全であるから、彼らのうちには智慧の劣った人はいないことになる。

 わたしは、愚か者たちが互いに言い合っていることについて、「これが真実である」とは説かない。彼らは各々自分の見解をこそ真実だとみなしている。だから、彼らは論争相手を愚者だときめつける。

 (問い)
 ある者たちが「真実で、その通りである」ということを、他の者たちは、「虚偽で、嘘である」と言います。このように彼らは異なった執見をいだいて、言い争います、どうして諸々の道の人は一つの真実を説かないのですか?

 (ブッダ)
 なぜならば真実は一つであって、第二の真実はないからである。そのことを知る者は、知りながら争うことはない。彼らはめいめい異なった真理をほめたたえている。それ故に諸々の道の人は一つだけの真実を説かない。
 
『スッタニパータ』878~884


 

 12月15日、オーストラリアのシドニーで武装した男が菓子店に押し入り、客などを人質に立てこもる事件が起き、銃撃戦の結果犯人は射殺され、人質2人が死亡した。犯人はイラン出身の自称イスラム国の聖職者で、黒地に白いアラビア文字で「アラーのほかに神なし」と書かれた旗を人質に掲げさせた。

 続く16日にはパキスタンのペシャワールの軍系列の学校を武装集団が襲撃し、銃を乱射。児童・生徒など141人が犠牲になった。イスラム過激派の反政府勢力「パキスタン・タリバーン」が犯行声明を出した。「パキスタン・タリバーン」はノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんを銃撃した集団であり、子供達を狙った卑劣な犯行は許されるものではない。ちなみに、ペシャワールはクシャーナ朝の都であって、プルシャプラで、ガンダーラ美術の中心となった町だ。

 二つの事件はともにイスラム教徒が起こした犯行。20世紀、中東のアラブ人たちは石油利権獲得をめざす欧米列強の争いに巻き込まれ、勝手に国境線を引かれた。その虐げられ、翻弄されて来た歴史は理解しているつもりであり、彼らの怒りも充分に理解出来る。しかし、ムハンマドはアラーを唯一の神と認めない人々を殺してもいいとは言っていないはずだ。

 自分の考えに固執して他の考えを認めなければ、言い争いは果てしなく続く。ブッダはその解決策として、他人の考えを受け入れることの重要性を示唆している。これは何も宗教だけの問題ではない。誰にでも必要なことである。聞く耳をもつこと、それこそが自己を解き放っていくことになる。

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テーマ:仏教・佛教 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/12/17 10:54 】

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