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なまぐさ坊主の聖地巡礼

プロフィール

ホンジュン

Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
 毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴ってまいりましたが、これからしばらくは世界史のミラクルワールドをお届けします。

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ブッダのことば その20

ブッダを知りませんか?

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 怒りを捨てよ。慢心を除き去れ。いかなる束縛をも超越せよ。名称と形態とにこだわらず、無一物となった者は、苦悩に追われることがない。

 走る
車をおさえるようにむらむらと起る怒りをおさえる人ーかれをわれは<御者>とよぶ。他の人はただ手綱を手にしているだけである。(<御者>とよぶにはふさわしくない。) 

 怒らないことによって怒りにうち勝て。善いことによって悪いことにうち勝て。わかち合うことによって物惜しみにうち勝て。真実によって虚言の人にうち勝て。 

 真実を語れ。怒るな。請われたならば、乏しいなかから与えよ。これらの三つの事によって(死後には天の)神々のもとに至り得るであろう。

『ダンマパダ』221~224



 今朝のNHKニュース「おはよう日本」の中でアンガーマネジメントが紹介されていた。アンガーマネジメントはいま企業が注目している「怒りの克服法」だ。

 怒りの原因は、「こうあるべき」という価値観の違いから生まれる。「自分と同じ価値観」を持つ者に対しては怒りは生じないが、「自分と違う価値観」を持つ者に対し怒りが生まれる。そこで、その中間にある「少し違うが許容できる範囲」をあらかじめ見極め、広げる努力をすることによって怒りを抑える。

 そして、怒りが発生してから6秒間が非常に大事になる。実は怒りのピークというのはたった6秒間しかないそうだ。心が怒りの状態になると、ノルアドレナリンという物質が脳内に分泌される。これは「怒りのホルモン」と呼ばれる、生命の危機や不快の状態と戦うための脳内物質だ。この物質が出ると身体中で変化がおこる。敵をよく見るように瞳孔が開き、心臓の拍動は亢進し、大動脈は拡大し、抹消血管は縮小する。戦いの際は不必要な消化機能は抑制され、唾液は出なくなり、胃液は抑制され、胃腸の働きは抑えられる。このような状態が続けば身体も壊れる。

 この6秒間に相手を罵ったり、相手を威嚇するような言葉を発すると、さらにノルアドレナリンが分泌され、怒りが拡大されていく。そこで、数字を数えたり、深呼吸したりして、ノルアドレナリンの分泌を抑えることが重要になる。

 でも、ここで注意しなければならないのは、ノルアドレナリンが怒りを引き起こすのではなく、心に怒りが現れると、ノルアドレナリンをが泌されるということだ。ノルアドレナリンは怒りの原因ではなく、結果であるということ。それじゃ、怒りの原因は何かというと、ブッダが「慢心を除き去れ」と言っているように、慢心、つまり自分が正しいという歪んだ心だ。悲しいことに慢心のない人間はいない。常に他人と比較し、自分のほうが優れていると思い込む。

 年をとったら穏やかになると思っていたら、とんでもない。なんでもないことに怒るようになった。まだまだ修行が足りないな。

 ちょっと古くさいけど、「俺が、俺がの『が』で生きるな。おかげ、おかげの『げ』で生きろ。」でいこう。


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テーマ:仏教・佛教 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/08/31 15:02 】

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