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なまぐさ坊主の聖地巡礼

プロフィール

ホンジュン

Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
 毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴ってまいりましたが、これからしばらくは世界史のミラクルワールドをお届けします。

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インドに女のコックさんがいた!!!!!!!

2月23日(火)

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 午前8時ホテルを出発、8時50分空港に到着。テロ対策のため、空港に入るにはパスポートとチケットを見せなければならない。嫌な時代になったもんだ。空港のロビーでは実物大の親子の象の像(笑)が出迎えてくれた。午前10時15分、エアインディア406便(AI406)でヒンドゥー教の聖地ベナレスに向けて出発。

 ベナレスは古代インドの十六王国の一つ「カーシー国」。古くからシルクの産地として知られ、ブッダもカピラ国の王子時代は身にまとうものといえば、上着から下着まで全部カーシー産のシルクだったそうだ。実はベナレスというのはイギリス統治時代の呼称で、現地の言葉ではワーラーナシーとかバラナシと呼ぶ。でも、日本人にはベナレスのほうが馴染みがあって、わかりやすいと思うので、ベナレスで通すね。

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 20分ほどしたら、軽食が出た。お腹はすいてないけど、取り敢えず食べる。あっ、白くて四角いのは豆腐じゃなくて、チーズですよ。

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 午前11時20分、予定よりも早くベナレスに到着。僕たちを迎えてくれたのは立派な大型バス。添乗員の奥村君とガイドのラケシュ君を入れても全部で17人しかいなので、一人が2つの座席を占領して、このバスでクシナガラまで旅をする。それにしても町中えらい混んでるな。

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 と思ったら、この人がベナレスを視察に来てるんだって。この人知ってる?そう、インドの首相ナレンドラ・モディ。2014年にマンモハン・シンに替わってインドの首相になった。シン首相はネルー、インディラ・ガンディーの流れをくむ国民会議派だけど、モディ首相はインド人民党(BJP)。

  インド人民党はヒンドゥー至上主義の政党で、1992年にはアヨーディヤのバーブリ・マスジットといわれるイスラーム教モスクを襲撃して破壊するという事件を起こしている。モディ首相はこの政党を率いているわけで、カチンコチンのヒンドゥー教徒だ。インドの総人口約13億人中、イスラーム教徒は約2億人。イスラーム教徒との関係が悪くならなければいいが、ちょっとこの先のインドが心配な気もする。

 
この人が沢山のお付きの人を従えてベナレスに来ているせいで、各グループから今晩泊まるホテルの部屋の2、3つを彼らに提供しなければならなくなり、奥村君とIさんは別のホテルに泊まることになった。クソッ。

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 午後12時40分、ようやくホテルに着いた。結局、空港から40分以上もかかってしまった。今晩泊まるホテルはラマダ ホテル JHV。外資系の5つ星ホテルだ。ここのレストランで取り敢えず昼飯にありつく。

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 立派なレストランじゃないですか。

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 並んでいる料理も種類が多くて、美味しそうですね~。

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 おやっ、女のコックさんが、マサラ入りのパスタを作ってくれるそうだ。お名前はアノンちゃん、22歳。インドに女のコックさんがいたんですね~。この前の猫じゃないけど、7回目のインドで初めて女のコックさんに会いました。

 
インドにはインディラ・ガンディーという女性の首相がいたよね。1984年にシク教徒に暗殺されちゃったけど。日本にはまだ女性の首相は誕生していないので、インドのほうが女性の地位が高いと思っている人がいるかもしれないけど、とんでもない。インドのヒンドゥー社会は滅茶苦茶女性の地位が低いんだ。

 『マヌ法典』って知ってる。2世紀頃までに完成したヒンドゥー教徒の行動を規定した生活指導書なんだけど、この中に「幼き時は父に、嫁しては夫に、老いては息子に従うべし。げに女の自立はなしがたし。」と書かれている。これって中国の『礼記』で説かれる「女三従の教え」と一緒だよね。ヒンドゥー教でも女は潜在的に危険な力を有すると信じられていて、女性は生涯男に従属すべきと説かれている。

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 その上、サティーという習慣もあった。高位カーストにあった習慣なんだけど、旦那さんが死ぬと、残された夫人が夫を焼く火の中に身を投じて殉死した風習だ。ヨーロッパで魔女を火あぶりの刑にしたように、未亡人が生きながら焼かれたんだ。あんまり残酷なんで、1829年にイギリス植民地政府が法律で禁止した。でも現在でも希に行われる。1987年9月4日、18歳のループ・カンワルが病死した夫の遺体とともに焼かれ話題になった。8カ月にもみたない結婚生活だったそうだ。

 またヒンドゥー社会にはダウリーという習慣がある。娘が結婚する時に、親が花婿側に持参金や家財道具を贈る習慣。日本では新郎側が結納金を渡して、花嫁側がそれで結婚に必要な道具を揃えるけど、インドでは花嫁側からだけ。これが少ないと、嫁に行った先で家族・親戚中に虐め倒されて、あげくの果てに殺される。そんな男は再婚して、また同じことをする。インドではダウリー殺人事件が今でもしょっちゅう起きている。

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 そんなわけで、女性のコックさんなんて、昔は考えられなかった。インドも少しづつだけど進歩してるんだね。パスタにはクリーム味とケチャップ味があったけど、僕はアノンちゃんにマサラのたっぷり入った激辛のケチャップ味パスタを作ってもらった。これにチキンカレーと焼きそば、もちろんビールをつけて、いただきま~す。

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 デザートはハルヴァ。牛乳と砂糖などで作ったお菓子。昔食べたことがあるような素朴な味だ。大変、美味しゅうございました。(つづく)

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テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行

【 2016/05/02 17:07 】

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