なまぐさ坊主の聖地巡礼

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ホンジュン

Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
 毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴ってまいりましたが、定年退職した途端に喉頭蓋炎で入院。しばらくはその闘病記を綴っていきます。

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インド洋の真珠スリランカーアウカナ・ブッダ

8月4日(金)

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 午前7時、朝食。メニューはフランクフルト、ベーコン、ゆで卵にサラダ。写真には写ってないけど、ゴーヤジュース。

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 名前聞くの忘れたけど、レストランで3日間僕たちの世話をしてくれたボーイさん。

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 今日はシンハラ王朝最初の都が置かれたアヌラーダプラに向かうんだけど、ちょっと寄り道して先ずはアウカナへ。アウカナはハバラナから西約30キロにあり、ホテルを午前8時に出発し、約1時間で到着した。写真のアウカナ・ブッダを見るためだけの目的で、ここに立ち寄った。

 アウカナ・ブッダの正面はテラス状になっているので、ここで記念写真を撮る。ここはガル・ヴィハーラみたいに厳しくはないけど、ブッダにお尻を向けて撮影することは禁止されている。だから、ブッダの正面は避け、少しずらして撮さないといけない。

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 アウカナ・ブッダはスリランカの5大仏像のひとつに数えられている。巨大な貯水池カラー・ウェワを建設したダートゥセーナ王がその記念として建立したんだって。ダートゥセーナ王はシーギリヤ・ロックの頂上に宮殿を造った狂気と孤独の王カーシャパ王の親父さんだ。

 蓮の台座から頭の先までの高さは約11.36メートル。昨日見たガル・ヴィハールの立像が7メートルだから、その大きさに圧倒される。右手に注目して欲しい。施無畏印なら手のひらを正面に向けるんだけど、そうじゃない。腕を折り曲げたポーズはアブハヤ・ムドラと言われ、人々の安寧を祈る姿だそうだ。

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 そう言えば、ダンブッラ石窟寺院にずらっと並んでいたブッダはみんな同じポーズをしていたよね。あの時は暗いこともあって気がつかなったけど、なんか「いよっ!」って挨拶されているみたいな違和感を感じてた。

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 この仏像の鼻から水を垂らすと、真っ直ぐ下、ちょうど足と足の間に落ちるそうで、この仏像の設計がいかに優れているかが分かる。この仏像は1600年前に建てられた当時のままで、傷らしい傷もない。スリランカでは地震もあるだろうに、一度も倒れたことがないというのは奇跡に近い。この仏像は1枚岩から掘り出されており、後ろの部分は岩に繋がっていることも倒れない大きな理由だけど、緻密な設計も関係してるんだろうね。

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 あっ、1箇所だけ修理したところがあるんだった。頭の上に火焔状のものが乗っかってるよね。これシラスパタと言って、ブッダが現世にいることを表すシンボルなんだってさ。この部分のダメージが酷かったんで、20世紀に新しく付け替えたんだって。

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 シラスパタはスリランカの仏像にだけあるもので、普通僕らが見る仏像の頭の上にも盛り上がっている部分があるけど、これは肉髻【にっけい】と言うんだ。写真のガンダーラ仏にも見事な肉髻が乗っている。これブッダの特徴である三十二相の一つで、ブッダの計り知れない智慧で脳味噌がパンパンになって隆起したことを表している。三十二相にはその他に、眉間に白い毛が渦巻いている白毫相【びゃくごうそう】、お◯ん◯んが体内に隠されている陰蔵相【おんぞうそう】、扁平足なんかがあるよ。僕は扁平足だけブッダと一緒だ。

 さっきのアウカナ・ブッダの写真をもう一度見てみて。ガンダーラ仏と違って眉間の白毫が無いよね。これ南インドの様式なんだってさ。
 


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 さあ、みんなで記念写真撮るよ~、ブッダに尻を向けないように斜に構えて、並んで。あれっ、Oさんがいない。なにっ、疲れたから駐車場で休んでるってか。まあ、いいや。また、次の旅行でもアウカナなんちゃって。

 アウカナ・ブッダはガル・ヴィハーラと違って無粋な屋根がなくて、すっきりしてる。でも、もともとは仏像を保護するために赤煉瓦の囲いとアーチ状の屋根があったんだってさ。それが景観をそこねると言うことで、1999年にはずしちゃったそうだ。ガル・ヴィハーラは逆に最近屋根をつけちゃった。スリランカ政府、えらい混乱してますね。(つづく)


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テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行

【 2018/03/08 16:23 】

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