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なまぐさ坊主の聖地巡礼

プロフィール

ホンジュン

Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
 毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴りながら、仏教や歴史について語ります。

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サマルカンド1日目 その2


8月7日(水)

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 午後3時、レギスタン広場からタシケント通りをぶらぶら歩いてビビハニム・モスクへと向かった。タシケント通りは800mほど続く、お土産屋さんが並ぶショッピング通りだ。ソ連統治時代にバザールとショッピングモールが分けられて、タイル敷きの近代的な通りとなったそうだ。掃除も行き届いているし、それぞれのお土産屋さんもショーウインドウがあって、綺麗なんだけど、なんか味気ない。ブハラのラビハウズのように偽物の駱駝がいて、その横には偽物の井戸があった。中を覗いてみたら、旅人の喉を潤す水ではなく、ペットボトルのゴミの山だ。お客さんも閑散としていて、シルクロードのオアシスの町に来たという実感がまるでわかない。昔ながらの汚くて、五月蝿くて、そこらへんで駱駝や驢馬が糞をたれていて、臭くて、ごった返しているバザールのほうが観光客喜ぶと思うけどね。

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 20分ほど歩いて、ビビハニム・モスクに到着。ビビハニムとは“第一婦人”のことで、本名はサライ・ムルク・ハーヌムといい、チンギス=ハンの末裔だ。ご存じの通り、イスラーム教では妻は4人まで持ってもいいことになっているが、5人以上は駄目。ティムールは側室も入れると50人近くの女性がいたようで、まあ羨ましいというか、なんというか。話がそれちゃったけど、その第一婦人がティムールのインド遠征の凱旋にこたえて贈ったモスクだそうで、中央アジア最大の広さを誇り、サッカー場がすっぽり入る敷地に巨大な建築群が立ち並ぶ。

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  とにかくでかい。どんなにでかいかは、門の前に立っている僕の身体が見えないくらい小さいので分かってもらえると思う。目一杯さがって撮影しても全体が入りきらない)。

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でかいと言えば、中庭中央に置かれている大理石のラウヒ(書見台)もでかい。オスマーン・クラーンと呼ばれる7世紀に書かれた世界最古のコーランを置くためのもので、ウルグ・ベクが寄進したらしい。オスマン・クラーンはティムールがダマスクスから持ち帰ったものもので、現在はタシケントのジュマ・モスクに保管されているとのこと。

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 ビビハニム・モスクは1399年に着工し、ティムールの死の1年前、1404年に異例の早さで完成した。しかし、落成後まもなくから煉瓦の落下が始まり、落下はとどまることなく、しだいに廃墟と化したそうである。あまりにも工事を急ぎすぎてしっかり基礎を造らなかったことと、あまりにも巨大過ぎたその構造に問題があったみたいだ。現在ユネスコの協力も得て修復が進んでいるが、すべて修復が終わったわけではない。建物の中には今でも煉瓦の落下が続いていそうなものもあり、完全修復までにはまだ時間がかかりそうだ。

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 午後4時、ビビハニム・モスクの見学を終えて、お隣のシヨブ・バザールへ。シヨブ・バザールはサマルカンド最大のバザールで、昨日行ったブハラのバザールとは規模が違う。ここでもやはりおばさんが主役。


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 僕は生徒を眠らせないために、時々民族帽をかぶって世界史の授業をすることがある。今までもウイグル帽やキルギス帽をかぶって授業をした。ちょっとこっ恥ずかしいけど、生徒を笑わせて眠気を吹き飛ばそうという作戦だ。奥村君にインドのターバンを買ってもらって、試したことがあるんだけど、これは結局巻くことが出来ず諦めた。今回の旅行でもトルコのカーリエ博物館のところでトルコ帽を買ったんだけど、シヨブ・バザールでもウズベク帽を8,000スム(400円)で買った。これをかぶってバザールの中を歩いたら、ウズベクの人々に笑われてしまった。

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 奥さんのお目当ては蜂蜜。奥村君から話しは聞いていたので、蜂蜜屋さんのコーナーに直行。ここは金沢の近江町市場みたいなもんで市民の台所だから、お土産に持って帰るような体裁のいいものは置いてない。瓶詰めのほかにペットボトルに詰めたものもある。それもリサイクルのボトル。奥さんは300g入り2本と、蜂の巣のままのを1パック買った。しめて26,000スム(1,300円)。

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 時間があまったので、奥さん今度はスカーフを漁りだした。おっさんの店で買ったんだけど、最初の言い値が1枚30,000スム(1,500円)。「ディスカウント」って言ったら、すぐに10ドル。ちょっと早くない、このおっさん計算出来ないんじゃないか。「4枚で30ドルでどうだ」と迫ったら、あっさり4枚で32ドルでOK。ほぼ半値で買えちゃった。ラッキー。買うものも買ったんだけど、渋滞に巻き込まれてお迎えのバスがなかなか来ない。することもなくたむろしていると、スカーフを首からいっぱいぶら下げた腹のでかいおばさんが近づいて来る。お腹に赤ん坊がいるみたいだけど、これがまたしつこい。今買ったばかりのスカーフを見せて、「ケレク・ヨク(要らない)」と言っても、むこうへ行かない。ウズベクの女はなんとたくましい。(つづく)
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【 2013/10/28 17:36 】

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