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なまぐさ坊主の聖地巡礼

プロフィール

ホンジュン

Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
 毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴りながら、仏教や歴史について語ります。

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日本に帰ります

8月8日(木) 

 シャーヒズィンダ廟群とウルグ・ベク天文台跡を見学した後、午前10時15分一端ホテルに帰り、日本に帰る支度。チェックアウトを済ませ、正午丁度にホテルを出発。まずは腹ごしらえです。

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 プラタン(platan)というなかなか洒落たお店で、『地球の歩き方』にも掲載されています。

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 当然、生ビールで乾杯。最初の料理は豆のサラダ。写真を見ると、うずら豆の煮物みたいに見えるけどれっきとしたサラダです。続いて、いつものゆで卵入り人参・じゃがいもサラダにプロフ。昨晩食べたプロフよりもヨーロッパ風に洗練された感じです。さらに鶏団子入りの麺のスープ。これはあっさりしていて口に合います。

 
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 さあ、そしてメイン料理はチキンのグリル。炎があがっていて、美味しそうですね。いや、実際に美味しかったんだけど、視覚に飛び込んできたイメージほどは………。

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 最後はデザート。これナポレオンという名前のミルフィーユのようなお菓子。パイに、コンデンスミルクなどを挟んで層になっているんだけど、意外に美味い。まあ、甘いものをあんまり食べない僕が美味いというんだから、女性陣は喜んだんじゃないかな。うちの奥さんなんか日本にお土産に持って帰りたいって、レストランのスタッフに聞いたくらいだ。生クリーム入っているから、無理ですって。残念でした。

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 さあ、腹ごしらえも終わったところで、午後1時15分タシケントに向けて出発。サマルカンドとタシケント間の距離は約350km。ハッサン君に頑張ってもらいましょう。

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 午後2時45分、ティムールの門を通過。岩山がくり抜かれたようになっていて、ティムールの時代には大きなアーチ型の門があったという。ティムールは1404年11月27日にサマルカンドを出発、明を打倒するためこの門を通って中国へと出陣、翌年2月18日オトラルでついに帰らぬ人となった。風雲児ティムール、68年の生涯であった。

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 午後3時10分。場所がどこなのかさっぱり分かりませんが、トイレ休憩です。やっぱり有料トイレで、500スム(25円)。最後のスムを使い果たしました。42,500スムもあったのに、1スムもありません。隣に売店があって、冷凍庫の中に美味しそうなアイスクリームが山のようにあります。奥さんをはじめ女性陣がいっせいに「食べた~い。でも、スムがな~い。お恵みを」の声。幸い、スム持ちがいて、女性陣の食欲は満たされました。ついでに、バスも給油したんだけど、ガソリンは1リッター1ドル、天然ガスだと50~70セントだそうだ。

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 売店のウズベクの女の子です。


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 午後5時30分、シルダリヤを通過。ダリヤは川のことだから、シルダリヤ川と表記するのはアホ。天山山脈に源を発し、アムダリヤとともにアラル海に注ぐ。ソ連時代に綿花栽培のための灌漑が行われた結果、両河川からの流入量が激減して、アラル海は縮小し、往年の30%になってしまった。「20世紀最大の環境破壊」と言われる。

 午後6時25分、タシケント空港に到着。バスを降ります。ザファール君が「ハッサンさん、どうもお世話になりました。頑張ってウズベキスタンの人口増やしてくださいね」と、最後の軽口をたたき、そのザファール君ともお別れして、まずスーツケースを預けます。スーツケースの中はタイルだらけなので、当然、20kgの制限重量は軽くオーバーしてます。軽そうなYさんのスーツケースとペアにしてもらって、OKとなりました。

 僕のスーツケースはトルコを出国する時と、ウズベキスタン入国の時と、2回とも開けさせられています。大量のマグネット付タイルが問題でした。2度あることは3度ある。当然、今回も開けさせられると思ったんですが、税関も無事通過、安全検査も無事通過して、待合室に入ります。お呼びの声がかかりませ~ん。あれ~、なんでだ。おかしいな。でも、良かったじゃん。ラッキーと思った、のもつかの間、「ホンジュン・モリタ」って呼び出しの声。やっぱりね、ガクッ。奥村君と一緒にスーツケースを開けに行きます。検査場の近くかと思ったら、階段を降りて建物の外に出て、コンテナに積み込む所まで連れていかれました。スーツケースの鍵を出して、開けようとしたら、Yさんのスーツケースに僕の名前のタグが付いています。Yさんのとペアにして預けた時に、係官がアベコベに付けちゃったんだ。急いで、待合室に走り、「Yさ~ん、スーツケース開けて下さいって」。でも、僕のスーツケース、なんでOKになったのかね?
 
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 時間は午後7時45分。フライトまで時間がたっぷりあるし、免税店にはろくなものもないし、2日と同じスタンドでまたまた大宴会。テーブルの上に空になったビールの缶が林立します。 左からドイツのBeck's 、ノルウェーのRingnes,ドイツのWarsteiner 。本当に最後の最後まで飲む連中ですね。

 午後9時5分、ウズベキスタン航空527便(HY527便)は定刻通り成田に向けて離陸。ハイル(さようなら)ウズベク、ラフマット(ありがとう)。トルコもウズベキスタンももう行かないと思うけど、ヘビーなパキスタンと違ったイスラーム圏で、まずます面白かったよ。機内はガラガラ。みんな思い思いに好きなところに席を移します。

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 何もすることがないので、来た時といっしょでボーリングゲームに熱中。午後10時。お食事の時間です。義務的にいただきます。無理矢理腹におさめて、あとはお休みなさ~い。

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 ロシア文字(キリル)文字で左がマヨネーズ、右がケチャップ。

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8月9日(金)

 午前5時30分。飛行機の窓から見る日の出。飛行機は東に向かって飛んでいるので、角度が悪く太陽が昇るところは撮影できません。午前8時25分、予定よりも早く成田に到着。入国審査を済ませ、Yさんとお別れしてリムジンバスで羽田に向かいます。お盆休みのためか大渋滞で2時間以上かかって羽田空港へ。羽田空港も帰省客でごった返しています。日本の美味いビールで乾杯といきたいところなんですが、小松空港に車が置いてあるので、ゴーゴーカレーだけで我慢。午後1時5分発のJL1279便で小松へ。午後2時5分小松空港着。空港に預けてあった車を運転し、帰宅したのが午後3時30分。さっそく冷蔵庫からビールを出し、無事帰宅を祝って、かんぱ~い。びっしりつまった9日間の旅行、ご苦労さんでした。次はどこに行こうかな。(おわり)

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【 2013/10/26 16:33 】

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