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なまぐさ坊主の聖地巡礼

プロフィール

ホンジュン

Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
 毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴りながら、仏教や歴史について語ります。

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マンダレー⑥ーマンダレーヒル

8月20日(火)

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 午後5時45分、マンダレーヒルに向かう。マンダレーヒルは標高236mで、丘全体が寺院となっているマンダレー最大の聖地だ。歩いて登れば1時間ほどかかるらしいが、そんな時間はないので、2班に分かれて乗合ピックアップトラックの荷台に乗せられた。

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 かなり急な坂道なんだが、運ちゃんは猛烈な勢いで運転する。対向車が来ようが構わない。おまけに後ろのトラックがクラクションをけたたましく鳴らして煽ってくる。今日本で流行の「あおり運転」だ。運ちゃん、抜かれまいとしてスピードをあげる。前から別のトラックが来て、急ブレーキ。その度に我々の身体は前後左右に揺すぶられて、荷台から放り出されそうになる。頼みの綱はつり革だけ。奥さんは楽しそうだが、Wさんの顔色は悪真っ青。

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 恐怖の10分間を耐え抜いて、終点に到着。さあ、これからはエスカレーターで頂上にあるスタウンビー・パゴダに向かう。

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 でも、ここはすでに寺院の敷地内だ。ブッダの住む家なので靴も靴下も脱がなければならない。入り口で靴を預けて裸足になる。生まれて初めて裸足でエスカレーターに乗った。足の裏がこそばゆい。

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 あっという間にマンダレーヒルの頂上に建つスタウンビー・パゴダに着いた。マンダレーヒルで最も古いパゴダだ。

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 夕日を受けて金ピカに輝くタイルが美しい。

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 テラスに出ると、360度のパノラマ。マンダレー市街が一望できる。

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 エーヤワディー川の向こうに夕日が沈もうとしている。

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 記念写真を撮ってもらったが、逆光で顔がよく見えない。まあ、出っ張ってる腹も見えないから、いいか。

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 僕らはエスカレーターを使ったが、エレベーターもあるみたいだ。

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 降魔成道印を結んだブッダ像。相変わらず電飾が点滅している。

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 仏教の本家本元のインドではサヘート(祇園精舎)以外に鐘はない。でも、これは鐘がないと祇園精舎だと納得できない馬鹿な日本人が造ったもの。インド仏教には鐘は存在しなかった。ところが、ミャンマーのパゴダには必ず鐘がある。日本と同じように中国の影響を受けたものなんだろうね。

 ミャンマーの鐘は功徳を積んだ人が衝いてよいとされているそうだ。鐘を鳴らすことで誰かが功徳を積んだことを周囲の人に知らせることができ、聞いた人は「誰かが功徳を積めたのだなぁ、良かったなぁ」と幸せな気持ちになれるんだそうだ。これにより、鐘を衝いた人はさらなる功徳が積めるのだとか。

 奥さん、功徳を積んでもいないのに、鐘を衝いている。

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 ん、お札を咥【くわ】えたでっかいコブラが2匹もいる。ムイヂーナッカウンと言うんだそうだ。ムイは蛇、ヂーは大きい、ナッカウンは2つのという意味。ミャンマー人に人気のある像で、有名な歌の歌詞にも出てくるそうだ。

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 パゴダをバックにヨガのポーズで、名僧が瞑想中。いや、迷僧か?それとも、謎僧か?

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 午後6時45分、またもトラックの荷台に詰め込まれ、恐怖のスピードでマンダレーの丘を降り、夕食会場の「Ko's Kitchen Tahai Restaurant」へ。

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 もちろん、ビールで乾杯!!  タイ風春巻き。毎日同じようなミャンマー料理の連続に飽きていたので、中華風の味付けが美味い。

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 お次は焼き鳥。これも美味い。

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 別のテーブルで作って取り分けてくれたので、鍋料理らしく写っていないけど、メインはタイ風海鮮鍋、タイスキ。

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 〆はもちろんラーメン。大変美味しゅうございました。明日はいよいよ今回の旅のメインであるサガインの日本兵慰霊塔を訪ねる。(つづく)

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テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行

【 2020/03/06 05:36 】

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