なまぐさ坊主の聖地巡礼
プロフィール
Author:ホンジュン
日蓮宗の小さなお寺の住職です。
なにしろ貧乏なお寺ですので、松井秀樹や本田圭佑で有名な星稜高校で非常勤講師として2018年3月まで世界史を教えていました。
毎日酒に溺れているなまぐさ坊主が仏教やイスラーム教の聖地を巡礼した記録を綴りながら、仏教や歴史について語ります。
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8月22日(木)
座席は今日も自由席。同じ失敗をしないよう、今日は後ろのほうに座る。定刻よりやや早く、午前9時13分テイクオフ。
午前9時38分、わずか25分で、ヘーホー空港に着いた。シャン高原にあるヘーホー空港の標高は1,176m。マンダレーと比べると、弱冠涼しい。バスでボート乗り場のあるニャウンシュエに向かう。
午前11時3分、ニャウンシュエを出発。実は星稜高校が甲子園で快進撃を続け、今日の午後2時から優勝旗を賭けて大坂の履正社と激突する。ミャンマー時間だと午前11時30分から。ちょうどボートに乗っている時間と重なる。後ろに乗っているT君が海外WiFiをレンタルして来ているので、彼に実況中継してもらうことにした。
インレー湖のボートは船頭さんが最後尾にいて操縦し、水飛沫をあげながら、湖面を滑走するように走る。そのエンジン音が五月蠅くて、T君の言っていることがよく聞こえない。間にいる奥さんに情報を伝えてもらいながら、ボートは進む。(残念ながら、星稜は負けた)。
途中でインダー族の漁師さんに出会った。細長い小舟の先端に片足で立ち、もう一方の足で櫂を操る独特の漕法が珍しく、『地球の歩き方 ミャンマー』の表紙も飾っている。こうすると両手が自由になるので、漁の際に便利なのだそうだが。なんとも器用なもんだ。
ここで出会った漁師さんは漁をしているわけではないそうだ。被写体になることで、チップを稼いでいるんだって。ボートは少しスピードを落としてくれたが、なかなかうまく撮影出来ない。
これはネットから拝借してきた写真。こんな写真が撮れたら、チップをあげなくちゃいけない。
ボートはやがて浮き草の間の水路に入った。もうそろそろ陸に上がれるだろうと思ったが、正午頃についにスコールがやって来た。ボートには傘が用意してあったので、傘を開こうとしたが、駄目。
鞄から用意しておいた使い捨てポンチョを取り出して被ろうとしたが、先頭に座っているので風当たりが強く、ポンチョが風に流されて被ることが出来ない。やっとのことで、ポンチョを被った頃には、全身ずぶ濡れ。スコールが来ることが分かっていたら、始めから被っていたのにと後悔しても、もう遅い。
店の周りにはそんな子ばかり。みんな手にいっぱいターバンに使う織物を持っているから、買って欲しいんだろうけど、僕はそんな物要らないしな~。これがインド人だったら、もっと強引に売ろうとするんだろうけど、彼女たちはじーっとこっちを見ているだけ。
今朝も出発は早い。午前6時15分、朝食。レストランに行くと、麺コーナーがある。
迷ったあげくに、ワンタンを作ってもらった。
この兄ちゃんにお願いして、目玉焼きを作ってもらう。
今朝はこの目玉焼きに、ワンタン、あとソーセージにクロワッサンと、軽めに済ませておいた。
午前7時35分、ホテルを出発してマンダレー空港へ。1時間ほどかかって空港についた。ヤンゴン航空917便でヘーホー空港に向かう。雨季にもかかわらず、昨日まではなんとか天気はもっていたが、今日は朝からどんよりと曇っていて、スコールが来そうな空だ。
座席は今日も自由席。同じ失敗をしないよう、今日は後ろのほうに座る。定刻よりやや早く、午前9時13分テイクオフ。
午前9時38分、わずか25分で、ヘーホー空港に着いた。シャン高原にあるヘーホー空港の標高は1,176m。マンダレーと比べると、弱冠涼しい。バスでボート乗り場のあるニャウンシュエに向かう。
インレー湖は、南北約22km、東西約12kmの細長い淡水湖。ただし、これは雨季の時の広さで、乾季には南北15km、東西6kmほどになる。
午前10時にヘーホー空港をバスで出発し、50分ほどでニャウンシュエのボート乗り場に着いた。
4隻のボートに分乗して、湖の南にあるインデインをめざす。僕のボートには、奥さんと、T君、Tさん、添乗員のO君が乗った。インデインまでは直線距離で約30km。約1時間30分のボートの旅だ。
午前11時3分、ニャウンシュエを出発。実は星稜高校が甲子園で快進撃を続け、今日の午後2時から優勝旗を賭けて大坂の履正社と激突する。ミャンマー時間だと午前11時30分から。ちょうどボートに乗っている時間と重なる。後ろに乗っているT君が海外WiFiをレンタルして来ているので、彼に実況中継してもらうことにした。
インレー湖のボートは船頭さんが最後尾にいて操縦し、水飛沫をあげながら、湖面を滑走するように走る。そのエンジン音が五月蠅くて、T君の言っていることがよく聞こえない。間にいる奥さんに情報を伝えてもらいながら、ボートは進む。(残念ながら、星稜は負けた)。
雨季だから湖水はコーヒー牛乳のような色をしている。
途中でインダー族の漁師さんに出会った。細長い小舟の先端に片足で立ち、もう一方の足で櫂を操る独特の漕法が珍しく、『地球の歩き方 ミャンマー』の表紙も飾っている。こうすると両手が自由になるので、漁の際に便利なのだそうだが。なんとも器用なもんだ。
ここで出会った漁師さんは漁をしているわけではないそうだ。被写体になることで、チップを稼いでいるんだって。ボートは少しスピードを落としてくれたが、なかなかうまく撮影出来ない。
これはネットから拝借してきた写真。こんな写真が撮れたら、チップをあげなくちゃいけない。
ボートは順調に進んで行ったが、11時30分を過ぎた頃から、南の方角の雲行きが怪しくなって来 た。
ボートはやがて浮き草の間の水路に入った。もうそろそろ陸に上がれるだろうと思ったが、正午頃についにスコールがやって来た。ボートには傘が用意してあったので、傘を開こうとしたが、駄目。
鞄から用意しておいた使い捨てポンチョを取り出して被ろうとしたが、先頭に座っているので風当たりが強く、ポンチョが風に流されて被ることが出来ない。やっとのことで、ポンチョを被った頃には、全身ずぶ濡れ。スコールが来ることが分かっていたら、始めから被っていたのにと後悔しても、もう遅い。
午後12時20分、やっと「Golden Kite Restaurant」に着いた。
飯を食おうと席についたら、目の前に何かぶら下がっている。水が入ったただの透明なビニール袋だ。ガイドのゼイヤ君に聞いたら、蠅よけだとのこと。
そんなもんで蠅よけになるかと思い、知恵袋系ウェブサイトの「The Straight Dope」で調べてみたら、次のように書いてあった。
「イエバエのように捕食性で無防備な昆虫は、神経質です。またそのような昆虫は近くに何か動いているものがいる場合、じっとしていることを好みません。なぜならその動いているものが、自分の捕食者である可能性があるからです。水を入れたビニール袋はレンズのような働きもします、つまり、ビニールの周辺で動き回っている人々がビニール袋に映し出されるのです。実際には、人の位置が遠すぎてイエバエには見えない場合でも、イエバエにはビニール袋に映る光と影の移り加減は見えています。その動きがイエバエには、すぐ近くのもののように見えるため、ビニール袋から遠ざかっていくのです。」
へぇ~。効果あるんだ。是非皆さんもやってみて。と言っても、日本の家庭にはもう蠅はいないか。
そんなもんで蠅よけになるかと思い、知恵袋系ウェブサイトの「The Straight Dope」で調べてみたら、次のように書いてあった。
「イエバエのように捕食性で無防備な昆虫は、神経質です。またそのような昆虫は近くに何か動いているものがいる場合、じっとしていることを好みません。なぜならその動いているものが、自分の捕食者である可能性があるからです。水を入れたビニール袋はレンズのような働きもします、つまり、ビニールの周辺で動き回っている人々がビニール袋に映し出されるのです。実際には、人の位置が遠すぎてイエバエには見えない場合でも、イエバエにはビニール袋に映る光と影の移り加減は見えています。その動きがイエバエには、すぐ近くのもののように見えるため、ビニール袋から遠ざかっていくのです。」
へぇ~。効果あるんだ。是非皆さんもやってみて。と言っても、日本の家庭にはもう蠅はいないか。
蠅のことはどうでもいいとして、さあ飯だ。トマトのスープに、アボガドのサラダ。これが結構いける。
インレー湖上の「浮き畑」では野菜や果実が栽培されており、特にトマトが特産だそうだ。湖底に根を張ったホテイアオイなどの水草を土台として湖の泥を積み上げて浮き畑を形作り、流されないように竹竿で水底に固定している。生活の知恵だね。
インレー湖上の「浮き畑」では野菜や果実が栽培されており、特にトマトが特産だそうだ。湖底に根を張ったホテイアオイなどの水草を土台として湖の泥を積み上げて浮き畑を形作り、流されないように竹竿で水底に固定している。生活の知恵だね。
メインデッシュのピザの盛り合わせ。この後、パスタも出たが、これが美味い。まさか、ミャンマーでイタリアンを食べるとは思ってもみなかったが、毎日毎日同じような料理ばかり食べた来たから、涙が出るくらい美味い。
何か変な気配を感じて、テーブルの下を見たら、かなりの大型犬がじっとこっちを見ている。「私もピザ食べたいワン」と言っているようだ。仕方ないから1切やった。ここの店の犬か野良犬か知らないけど、毎日ここで客からピザを貰って生活しているとは、なんと贅沢な犬だ。
ん、何か視線を感じる、と思って見たら、可愛い子が笑顔で僕のほうを見ている。頭にバスタオルみたいな物を巻いているからパオ族の女の子だ。
ミャンマーには人口の7割を占めるビルマ族の他に134の少数民族がいる。パオ族はシャン州に暮らす山岳少数民族。少数民族とは言っても、人口は250万人もいる。頭に巻いているのは、実はターバンで、竜の頭を表現しているそうだ。というのも、パオ族は竜の母親と超人の父親から生まれたという伝説があるからだ。
ミャンマーには人口の7割を占めるビルマ族の他に134の少数民族がいる。パオ族はシャン州に暮らす山岳少数民族。少数民族とは言っても、人口は250万人もいる。頭に巻いているのは、実はターバンで、竜の頭を表現しているそうだ。というのも、パオ族は竜の母親と超人の父親から生まれたという伝説があるからだ。
店の周りにはそんな子ばかり。みんな手にいっぱいターバンに使う織物を持っているから、買って欲しいんだろうけど、僕はそんな物要らないしな~。これがインド人だったら、もっと強引に売ろうとするんだろうけど、彼女たちはじーっとこっちを見ているだけ。
食事の後、店に荷物を預けて、インデインの仏塔群を見学しに行った。店に帰って来たら、諦めずに彼女たちがまだ待っていた。不憫に思った何人かが織物を買おうと品定めを始めたら、もう大変。彼女たちが豹変、いや猫変して、大変な騒ぎになった。
この子は買ってくれとも言わずに、ニコニコ笑って、僕を見つめるので、奥さんに頼んで2枚買って貰った。名前を聞きたかったが、奥さんの手前、聞くのを憚られた。おいっ、爺さん、鼻の下伸びてるぞ。(つづく)
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